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日焼け止めの選び方~その2

紫外線が強いとわかっている場所、
例えば海、スキー場、山などに行くとわかっているときは
きちんと紫外線対策をしなくてはなりません。

肌の負担と日焼け防止の両方を考えると、
乳液かクリームタイプのものでSPF50またはSPF50+で、
PAは+++のウォータープルーフのものを選びます。

出来ればはだに負担をかけてしまう紫外線吸収剤の入っていないものとして
ノンケミカルタイプが一番です。

肌は多少荒れても直すことができますが、
一度シミをつくってしまうともう取り消すことは出来ません。

SPF値も高くてノンケミカルのものはなかなか手に入らないこともあります。
そんなときはノンケミカルはあきらめて、紫外線対策の高い化粧品を選べば大丈夫です。

肌が弱い人は顔はSPF30ぐらいまでのノンケミカルタイプを選び
きちんとパウダーファンデーションを重ねれば大丈夫です。
ひたすら厚く塗ります。
汗や水などで日焼け止めが落ちてしまったら、すぐに塗り直しましょう。
こまめな塗りなおしは大切です。

日焼け止め化粧品は塗る量で効果が全然違ってきます。


  

日焼け止めの選び方~その1

SPF値や値段もさまざまな日焼け止め製品ですが、どのように選べばいいのでしょうか。
含まれている成分で1つ入っているか注意しておきたいものがあります。

それは「紫外線吸収剤」です。
これは肌に刺激を与えることもある成分なので含まれないもの、
つまり「ノンケミカル」とかかれたものを選んだほうがいいでしょう。
ノンケミカルの化粧品は塗ると白っぽい粉のようなものが浮き出ていましたが、
最近では改良されて白浮きすることはありません。

SPF値は肌の強さも標準で外出して日光に当たる時間か2時間ぐらいの人は
SPF20前後でPA++ぐらいが標準だといわれています。
外で過ごす時間がもう少し長い人や、
すぐに肌が赤くなってしまう人はSPF30ぐらいがいいでしょう。

また、クリームタイプやスプレータイプ、ローションタイプなどいろいろありますが、
肌にあまり負担をかけないのはクリームや乳液タイプのものです。

ウォータープルーフは汗には強いので落ちにくく、
クレンジングのときに肌をいためます。
普段使いは避けたほうがいいかもしれません。

  

日焼け止め~PA

SPFと並んでよく目にするのが「PA」です。
Protection Grade of UVAの略です。
PA値はUVAをカットする力を表す値です。
SPF値のように数値で表されることはなく、+から+++の3段階で表されます。

実際に人を使って測定するものなので、
数日後に黒くなるまでの時間を数値で表すのが難しいというので
おおまかな3段階表示になっています。

皮膚が黒くなるまでにかかる時間を基準にしています。
+は「やや効果がある」で黒くなるまで2~4倍の時間かかるもの、
++は「効果がある」で黒くなるまで4~8倍かかるもの、
+++は「非常に効果がある」で黒くなるまでには8倍以上の時間がかかる、という意味です。

SPF値は世界共通の表示方法ですが、PA値というのは日本独自の表示方法です。
PA値はSPF値より後にできた表示方法なので認知度が低いかもしれませんが、
UVAは皮膚の真皮にまで到達してシミやシワをつくる原因になります。
ですから必ず確認してから購入しましょう。

選ぶときの基準は、普段の生活程度なら++程度のものでいいでしょう。
海や山など、アウトトドアレジャーを楽しむときには+++のものを選ぶようにしましょう。

   

日焼け止め~SPF

日焼け止め」を使うというのはまず基本です。
さまざまな日焼け止め(サンスクリーン剤)が販売されています。

必ず目にするのはSPFとSPAです。
SPFというのは紫外線防止指数という意味です。
紫外線のUVBをカットする力を表す値です。
何も塗らずにいた状態と比べて、赤くなってヒリヒリする状態、
つまりサンバーンになるまでの時間を何倍に増やせるのか、ということを意味します。
SPF値は2~50までの数値で表示されています。
例えば「SPF2」というのは赤くなるまで約2倍の時間に引き延ばせます、という意味なのです。
ここで注意したいのはあくまで時間を測定して表された数値、ということです。
実際には赤くサンバーンを起こす状態までいかなくてもシミが出来たりします。
毎日少しずつでも日焼けをしていると毎日貯金をしているようなものでシミの原因となります。

ではどのくらいの値の日焼け止めを選べばいいか、というと
日常生活で使うならSPF20ぐらいがちょうどいいと推奨されます。

ですから外出時間や場所によってその数値が高いものを選択しておきましょう。


  
  

紫外線カットと色・素材の関係

紫外線を通しにくい素材は羊毛、ポリエステルです。
特にポリエステルは繊維そのものの構造が
紫外線を吸収するようになっているので通しにくい素材です。
ただ、通気性や吸湿性には劣るので夏の高温多湿にはあまり適した素材ではありません。

夏の定番素材として人気の綿やレーヨンは残念ながら紫外線を通しやすい素材です。
でも夏の洋服の素材として着心地がよく、汗を退ってくれます。

そこで最近はよくある綿とポリエステルの混合素材がオススメです。
なんと紫外線の8割をカットしてくれるといわれています。
出来ればポロシャツなどのように襟がついているものに長ズボンなどをはけば
かなり紫外線予防が出来ます。

色も関係があります。春から夏にかけて白や薄い色のものを着ることが多くなります。
が白は黒っぽいものに比べると紫外線の透過率が高いです。
色だけで考えると白っぽいものより黒や紺などの濃い色のほうが紫外線を通しにくいです。
この色は日傘でとてもよくわかります。
紫外線の透過率の違いで白い傘は熱く、黒い傘のほうが涼しく感じます。

素材と色は上手に選びたいですね。

  

紫外線対策

紫外線をなるべくカットするためにどんな方法があるか考えて見ましょう。

例えば服装です。
暑い時期でも炎天下外出するときは長袖のものを羽織る、
素足は避けてストッキングをはくのも効果があります。
日傘は必需品です。
以前は若い女性にはあまり人気がありませんでしたが、
最近では最も簡単に紫外線をカットできるので毎年婦人雑貨売り場では
飛ぶように売れていく商品です。
日傘は直射日光の90~95%を遮断してくれます。

もちろん地面からの照り返しでも日焼けはしてしまいますが、
紫外線カットの繊維を使ったものもあるのでそれなりに効果があります。

また、帽子も効果的です。
できればつばの広いもものがいいでしょう。
つばの幅が7センチ以上あれば顔に当たる紫外線は40%ぐらいまでに減らすことが出来ます。
サングラスもおしゃれだけでなく、
実用的に紫外線カット機能が付いているものだとさらにいいです。

また、車の中でも日差しは強く、ハンドルを握る手が日焼けします。
UVカット用手袋も短いものからひじを覆うぐらいの長いものまで
デザインもおしゃれで色や形もさまざまなものが売られています。

お気に入りを見つけておしゃれと同時に上手に紫外線をカットしましょう。


   

子供と日焼け止め

子供は外で遊ぶのが大好きです。
でも子供時代から紫外線対策はきちんととっておかないと、
生涯で浴びる紫外線の半分の量を18歳までに浴びるという恐ろしいデータもあります。

暑い夏の日中は熱射病や日射病も心配ですのでぜひ日焼け止めを上手に使ってあげたいです。
もちろん肌への負担は最低限にしたいので成分表示には気をつけます。

子供用、幼児用となっているものはだいたい無香料、無着色の低刺激性のものです。
肌があまり強くないタイプの大人もそうですが、
紫外線吸収剤が配合されていない紫外線散乱剤を主成分としたものを選びます。
肌への影響は少なく、安全性が高いからです。

使い始めは目立たない部分に少し塗ってみて、赤くならないことを確認します。
また汗や汚れを落としてから塗ったほうが効果が高いです。

公園やお散歩に出かけるとき、
または幼稚園や学校に出かけるときはSPF値は低めのもので十分です。
プールや水遊び、長時間の外出のときはSPF値が高いものを選びます。

日焼け止めを塗っていても必ずつばのある帽子をかぶらせて、
帰宅後は石けんなどできれいに洗い流しましょう。

  
  

日焼けの後のお手入れ

きちんと日焼け止めを塗って気をつけていても日焼けしてしまうことはあります。
また紫外線が強い場所ではどうしても日焼けは避けられません。
肌が赤くなってひりひりしているのは日焼けというより炎症、やけどをしている状態です。
海水浴などで長時間日光を浴びていると全身真っ赤になります。

一番簡単に炎症を鎮める方法は冷やすということです。
シャワーなどで全身を冷やします。
長時間シャワーを浴び続けるのではなく、
何度かに分けて浴びれば体を冷やしすぎずに済みます。

そのあとローションなどで保湿するのも効果的ですが、
皮膚が普段より敏感になっているので使い慣れたものにしておいたほうがいいでしょう。

全身日焼けをした場合、
頭痛がしたり発熱したりといった全身の症状がでる場合があります。
その症状に気がついたらすぐに木陰などの涼しい場所に移動します。
水でぬらしたタオルを体に当てて冷やします。
水ぶくれなど少しひどい場合は皮膚科などを受診して薬をもらったほうがいいでしょう。
日焼け後に皮膚がめくれてくることがありますが無理には剥がさないようにします。

  

日焼けする事前のビタミンC

シミを気にしてピタミンCを多く取っている人も多いと思います。
でも、一度できてしまったシミはビタミンCを飲んだり摂取したからといって
薄くなるわけではありません。

口から入れたビタミンでは肌の中まで浸透してシミを消すまでの力はないのです。
というのもビタミンCは体のいろいろなところで必要な栄養素なので、
皮膚に到達するまでに使われてしまうからです。

シミ=メラニン色素は真皮以下に紫外線が届かないよう
黒いカーテンを作って守っているわけなのでシミができないのも困る、というわけです。

摂取しても効果がないとはいっても、ビタミンCは強い抗酸化力があります。
つまり紫外線に対する抵抗力をつける、という意味では非常に効果が期待できるのです。

紫外線によってできてしまった活性酸素を取り除いて皮膚を守ろうとしてくれるのです。
できてしまったシミにはあまり効果が期待できなくても、
シミを少しでも予防したいということにはこたえられます。

海や山など日焼けをする可能性が高いレジャーを楽しむ予定が
あらかじめ決まっている場合は2週間ぐらい前から事前にビタミンCを摂取しておくと
シミの予防に効果があるといわれています。

  

色白の人はなぜ日焼けをすると赤くなる?

日焼けをすると皮膚の中の血管が広がるので
流れる血液の量が多くなり、赤くなって見えます。
なぜ血管が広がるかというと、紫外線によって真皮に刺激を与え、
血管拡張物質が細胞の中で作られるからです。

日焼け後、4~5時間後には赤くなり始めます。
赤くなるのは24時間後ぐらいがピークで、少しずつ赤みが引いてきます。
3、4日たつと黒くなります。ここで赤くなったり、黒く色素沈着するのは個人差があります。

皮膚の細胞の働きの違いと考えられます。
紫外線に反応するのは遺伝によって決まっています。

日本人の場合、日焼けで赤くなるか、黒くなるか3つのスキンタイプに分類されています。
日焼けして赤くなりやすいが肌を黒くするメラニンを少量しか作らない人がスキンタイプⅠで
日本人の中で最も多く18%前後います。
その反対で赤くならずに黒く色素沈着するのはタイプⅢで14%前後の人がそうです。
残りの最も多い約70%の人がタイプⅡで少し赤くなり、やがて黒くなる人です。

色白の人は紫外線による遺伝子の傷がより多くできていて修復されない状態なので
皮膚がより赤くなるのです。

  

紫外線は目にも悪影響

紫外線は皮膚だけではなく、目にも悪影響を与えます。
白内障にかかりやすいという統計が出ています。

白内障というのは眼球の水晶体が濁って視力が低下したり、
症状が進んでしまうと失明してしまうという病気です。

一番多いのは老人性白内障ですが、
最近紫外線によって白内障にかかったと考えられる人が世界中で増えています。
眼球に光が入って水晶体がピントを合わせているのですが、
紫外線が角膜を通って水晶体で吸収されるときに悪影響を与え、
タンパク質に変化を起こして濁らせてしまっていると考えられるのです。

世界中に白内障で失明した人は1600万人を超えるのですが、
このうち少なくとも2%近くの人が紫外線による失明だと考えられています。
というのも紫外線が強いネパールやチベットといった高地に住んでいる人たちが
白内障にかかる確率が高いからです。

逆に紫外線が弱い北欧では患者数が低いのです。

国連環境計画(UNEP)の1994年の報告で、
オゾン層が1パーセント減少してしまうと、
白内障にかかる人が0.6~0.8%も増加すると予測されるそうです。

  

紫外線はなにが有害なのか

紫外線Aは焼く30%が皮膚の表皮の下の真皮まで届いてしまいます。
すると細胞で吸収されて活性酸素を作ってしまいます。
活性酸素は細胞の中の遺伝子を酸化させ、
細胞を死滅させたり遺伝子DNA自体を傷つけます。

紫外線Bは皮膚細胞の遺伝子DNAに直接吸収されます。
そして遺伝子DNAを傷つけます。
どちらの紫外線も遺伝子を傷つけ、それは遺伝子が異常をきたす、ということです。

細胞は異常をもったまま繁殖してしまうという恐ろしいことが起こります。
その結果遺伝子の突然変異を誘発したり
遺伝子が消滅してしまうので皮膚がんになりやすくなってしまいます。

また、紫外線Bは皮膚の免疫力を低下させるので
ウィルスや細菌などの感染症にもかかりやすくなります。

また、紫外線は皮膚の老化を進行させるという点でも有害です。
日焼けを繰り返すと、シミ、シワなどの老化が早まります。

世界で見てみると赤道に近づけば近づくほど紫外線Bの量はより多く検出され、
皮膚ガンの発生率も高くなることがわかっています。

やはり紫外線を多くあびればそれだけ皮膚がんを発症する可能性が高いということです。


紫外線の量

紫外線の量は季節、時間帯、天候によって違います。
普通に考えて夏のお昼ごろが一番日差しが強く、紫外線も一番多くなります。
また日本の地形から考えて
沖縄など南のほうが北海道などの北の地域より年間の紫外線量が2倍近くになります。

一年間を通して正午ごろに太陽が一番上に来て夏に強い紫外線がきます。
正午をピークに午後2時ごろまでがとても多いです。
同じ時間外出していても夏は冬よりたくさんの紫外線を浴びます。
夏の朝8時30分ごろの紫外線の強さは、冬の正午の紫外線と同じぐらいあります。
ただし、夏に紫外線が多いといっても8月だけではありません。
全国的にピークは7~8月ですが、梅雨の間の6月や5月の快晴のときの日差しはとても強いです。
また、うす曇の日でも50~80%程度は地表まで届いています。

なんと大雨で空が暗くても20~30%の量があるといいます。
また、道路に反射する紫外線もあびています。
アスファルトやコンクリートでは20%近く反射します。
芝生や土で10%ぐらいです。
夏の白い砂浜やスキー場で日焼けをするのはそのためです。

紫外線について

太陽から地球に届く光は5つあります。

波長が短いものからUV-C、UV-B、UV-A、可視光線、赤外線です。
そのうちUV-Cは地球の周りのオゾン層に吸収されます。

最も皮膚に悪影響がある紫外線Cは地表には届きませんが、
エベレストの頂上ぐらいには届いています。
近年問題になっているオゾン層の破壊でUV-Cが地表に届き始めることが心配されています。

UV-Aはガラスやメガネなども通りぬけ、皮膚の深いところまで影響を及ぼします。
ですから肌の色が黒くなる色素沈着はこのAを浴びたことが原因です。
真皮まで浸透するので肌老化をもたらします。
日焼けサロンはこのAがメインです。

UV-Bは量はあまり多くありませんが、
Aに比べると肌への影響はかなり多く1000倍近くあるといわれています。
DNAに直接吸収されるのでたくさん傷をつけ、皮膚がんの原因の1つと考えられています。
日焼け後に肌が赤くなったり水ぶくれができてしまうのはこのBの影響です。

オゾン層でいまのところ届いていないといわれるCは
その皮膚ダメージに与える影響の大きさは計り知れなく、環境汚染の影響が心配されます。


日焼け対策

日焼けをしないためにはまず直射日光に長時間当たらない、ということです。
一番これが大切なことで、効果が高い方法です。

皮膚の老化に影響をあたえるのは太陽が南にくる時間の前後二時間に多いので
午前10時から午後12時は特に日光に当たらないようにしましょう。

他に日光から皮膚を守るためには日傘、帽子は必需品です。
そして効果も高いので是非使いましょう。

テニス、ゴルフなど屋外でのスポーツをする場合は特に気をつけましょう。
練習の合間に日陰に入るとか、帽子をかぶる、
長袖や長ズボンを着るなどいろいろな工夫をしましょう。
最近の洋服や帽子には紫外線をカットする素材などで作られたものもたくさんあります。
日焼け止めを塗ることも必要です。
顔の場合は化粧品の下地などで日焼け止め効果のあるものもありますし、
サンスクリーン剤といわれ主に体の手足に塗る日焼け止めがあります。

カットする紫外線の種類や、効果の続く時間などさまざまです。
子供用もありますので、店頭で手にとって製品の使用説明をしっかり読んで
目的に合ったものを選ぶといいでしょう。